東京株式市場「虎年の獅子座」 コメント (^_^;)


5月19日(月) 5月20日(火) 5月21日(水) 5月22日(木) 5月23日(金) Top Index Page

ここに「虎年の獅子座」勝手コメントが次々に登場します。上記をクリックして目的の日に飛んで下さい。
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◎ 5月19日(月曜日) - 軟調、全般見送り気分強く取引閑散。

TOPIX 810.49 (-8.68, -1.06%) 日経平均 8039.13 (-78.16, -0.96%) 円ドル 115.25

● りそな"事実上国有化"の件。社会的にはとても大きなニュースですが、株式市場にとっては「ハンドル出来ないほどのニュースではなかった」状態。りそなを寄付きで売った方は、長銀などの「ゼロ円国有化」パターンを連想したのかもしれませんが、「減資はしない」と言っている限り、そのまま上場される前提なのは明確。何も寄付きで慌てて売る事もなかったと思うんですけどねぇ〜(^^;。

● 今日、「りそな"事実上国有化"で相場が下がった」と書かないマーケットレポートも珍しいと思いますが、実際に相場のすぐ近くで見ていた者からすると、本当にあまり影響が無かったのです。りそなを保有していた機関投資家は、パッシブファンド以外には、ほとんどいない様子だったし、「ゼロ円国有化」ではないので、ドタバタと慌てる向きもなし(少なくとも、私の顧客はそうだった)。世間一般の"相場解説"は、「金融危機」の方向に持って行きたいのでしょうけどネ・・・。その方が新聞も売れるし、視聴率も取れるだろうから。でも、ここはそれに気を使う必要もないので、ありのままです・・・(^^;。

● みずほFGやUFJ、三井住友FGが売られたのは良く分かります。株式市場からすれば、今回のりそなの引き金を引いたのは会計監査法人の税金繰延資産に対する判断。ある意味では、国家に替わって「判断を示し、線を引いた」と言えます。りそなと同じ事が他でも起こらないとは言い切れないし、起こる可能性が強いと考える方が普通。株価は、不透明感の強まりに素直に反応したという事でしょう。

● また、りそなが大株主の企業が売られたのも当然。国民が株主になる訳ですから、各会社が政策投資として保有し続けるのに値すると証明する必要があります。そして、値しないと判断された場合、持ち株の処分、と考えるのは当たり前。先取りする動きが出てくるのも当たり前だし、一部企業については、りそなからの支援が打ち切られる可能性も十分有り得ます。もっとも、これらの動きは少し経てば落ち着くとは思います。その後、売られるとすれば、その時は、最終的な判断が出た場合、と考えています。

● それよりも、個人的には、2兆円増資がTOPIXウェイトにどう影響を与えるか、の方が気になります。つまり、普通株増資が絡む限り、発行済み株式数がかなり派手に増えるのは想像できます。これがTOPIX算入されるのか、それとも「政府保有分」としてNTTと同様にTOPIXに算入されないのかが、とっても気になるんです。もし算入されるのならば、そこら中のパッシブ・ファンドが、ウェイト合わせで買わなければいけない訳ですから、第二のみずほ信託型上昇相場になる可能性もあるのです。ファンダメンタルは関係なしの世界ですから・・・(^^;。

● 東証さん、まだ何も発表できないのは分かりますが、可能な限り、速やかにどう考えているのかを発表してくれる事を願います。

● さらに、ちょっとした疑問を1点。国内基準だと自己資本比率は4%で良いのですよね。なぜ10%超にまで持ち上げる必要があるんでしょうか?将来的に国際業務をやる布石として10%超を考えているのか、それとも、色々な問題で将来的に5%程度まで資本が毀損する可能性があるからなのか・・・。普通に考えると、これ以上悪くならない自信があれば、4%ちょうどは言いませんが、5%程度で良いはずだと単純に考えるのですけどねぇ〜。何か考え方が抜け落ちているのでしょうか?もうちょっと説明が欲しい気もしますけど・・・。

● 相場。先物の上値がかなり重たく、それに伴って、裁定解消売りがパラパラと出て直接的な相場押し下げ要因になっていました。来週の大手銀行決算を控えて不透明感が強まる格好で、売買ともに手控え。そこにパラパラと裁定解消売りが降ってくると、指数としても、なかなか上値を狙う雰囲気になりませんでした。もっとも、この程度の下げで止まったというか、日経平均の8000円は意外に底堅かったという印象もあり、そんなに弱気一色というほどではありませんでした。

● そうそう、例の主要企業決算発表予定ワークシートをアップデートしました。今日は日本企業だけのアップデートです。例によって、意図的に遅れた情報になっていますが、私の商売ネタでもあるので、無料開示のここではご容赦願います。こちらからダウンロードページにお進み下さい

● 暇話。阪神タイガースについて、色々書きたい気持ちもあります。でも、調子が良ければ良いほど、本当のファンは慎重になるというか不安になるというか・・・(^^;。なんせ優勝なんて20年に一度のことなので、「とにかく我慢強く待つ」ことがDNAに刷り込まれてしまっています。スポーツ紙ではありませんが、"阪神半疑"も精神的なバランスを保つ為に必要な能力なんです。「時間限定で楽しまないと・・・」と感じた昨年などは、もっと馬鹿騒ぎしたのですが、今年は妙に「押さえたトーン」になりつつあります。実は、「妙に」見えるのは、外から見た場合だけで、それだけ本当の阪神タイガースファンが真剣に"○○"の二文字を考え始めている証左と感じています(私も恐くて○○が書けない・・・(^^;)。

● もう一発暇話。今年も、ここまではデイリースポーツを買う回数がかなり多いです。同志連中も同じようで、私達のオフィスのあるビルの地下にあるコンビニでも、阪神が勝った翌日は、昼休みに買いに行っても、デイリースポーツはもう売り切れ。近くの地下鉄売店のおばちゃんも良く知っていて、昼休みに立ち寄って「デイリーないの?」と聞くと、「昨日阪神勝ったでしょ、9時前に売り切れたよ。遅いよ、あんた・・・」だって。ならもっと仕入れろよぉ!(って、やっぱり事前に勝ち負けは予想できないしねぇ〜(^^;)。

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◎ 5月20日(火曜日) - 小動き、手詰まり感強く方向感乏しいまま・・・。

TOPIX 814.25 (+3.76, +0.46%) 日経平均 8059.48 (+20.35, +0.25%) 円ドル 117.20

● 日銀介入で円が115円を超えずに反落。最近のマーケットは、円高と言うよりもドル安なんですが、取り敢えず一安心。しかし、それ以外に目立った買い材料に乏しく、相場全体は手詰まり感が蔓延。方向感に乏しい展開でした。「上値が重たかった」も真実だし、「底堅かった」も真実。どちらを言っても間違いではないのですが、共通項は「先行き不透明感」でしょうか・・・(^^;。どうも「魅力のないマーケット」との認識が強まっているようで、国内外投資家が東京市場を避けているように思えてなりません。

● さて、某FM氏とお話をしていて、某米系証券アナリスト氏のレポートで、現在の株価でりそなに普通株による増資が8400億円実施されるとすると、時価総額合計は1.1兆円となり、なんと三井住友FGと同じぐらいの銀行が出来上がる、というストーリーがあったと・・・。昨日、このコメントでも書きましたが、今回のりそなの件で、個人的に一番気になったのはここ。パッシブファンドが訳も分からずりそなHD株を「買わされる」状況が、目に浮かびます(^^;。

● 実は、NTTの政府保有株分は「政府保有株」として、TOPIXに算入されていません。四季報をご覧になって頂ければ分かりますが、筆頭株主は「財務大臣」です。日本たばこ産業も筆頭株主は「財務大臣」で、政府保有分は上場されていないとみなされ、TOPIXに算入されていません。一方、JR東海やJR西日本は、「日本鉄道建設公団国鉄清算事業本部」が筆頭株主で、TOPIXに発行済み株式数すべてが算入されています。

● りそなについて、一番混乱の少ないやり方は、国に増資して「割り当てる」株数に関しては、「政府保有分」としてTOPIX算入しない事でしょうね。希薄化は起こりますが、元々、りそなを利益面のバリューエーションから真剣に考えている投資家は多くないだろうし、配当もしばらく無い可能性が強いし・・・。株主権にしても、お国が筆頭株主になり、過半数を占めるようになるわけだから、希薄化があったとしても、それは株価に大きな影響を与えるほどのことはないはず。

● もちろん、りそなHD株だけの事を考えると、全量TOPIX算入した方が、止むに止まれぬパッシブファンドなどの買いが入り、株価が支えられる面はあります。でも、それと同時に、他の銘柄を一斉に幅広く売る訳ですから(りそなHD株を買う為の現金が必要なので)、インパクトとしては、全体ネガティブになる可能性が高いのです。いずれにしろ、今後の色々な出来事の推移を注意深く見守るしかありません。りそなが「実質国有化」される事は決まったにしても、まだ細部は全然分からないのですから・・・(^^;。

● 週末に、ちょっと調べ事をしていて、当たり前といったら当たり前の事を再認識。過去1ヶ月間、TOPIXも日経平均も3%超の上昇を記録している事は皆さんもご存知だと思います。東証1部には1520銘柄が上場されているのですが、過去1ヶ月間に、1円でも上昇を記録した銘柄がどの程度(銘柄数でも%でも)あるか想像付きます?実は、先週末終値時点で、なんと1080銘柄もあったのです。銘柄数で言うと、実に75%超の銘柄が上昇したって事。株価欄を張り出して、ダーツを投げて銘柄選択して買ったとしても75%の勝率だったわけで、決して悪くありません。

● もちろん、TOPIXベンチマークでみると、若干、風景は異なってきて、アウトパフォームしていた銘柄数は767銘柄で約54.7%と至極妥当な水準になります。でも、絶対的な値動きで「儲かった」銘柄が75%超というのは、「株価対策」と大騒ぎするほど市場は悪くなかった事も示唆しているように感じられます。もしかしたら、マーケットは既に次の段階に進み始めているのかもしれません。ちょっとだけ期待。

● そうそう、本日大引け後、東証から「東証2部-->1部昇格銘柄(正確には指定替え)」の発表がありました。詳細は、http://www.tse.or.jp/listing/1section/1sec.html をご覧下さい。カタカナ銘柄ばかりかと考えていたのですが、漢字銘柄もありました(^^;。

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◎ 5月21日(水曜日) - どよぉ〜〜んとした相場、方向感乏しいまま。

TOPIX 809.80 (-4.45, -0.55%) 日経平均 8018.51 (-40.97, -0.51%) 円ドル 116.70

● 朝から「どよぉ〜〜ん」としたムード。上値は重たいし、かと言って、下値を叩いてくる向きもほとんどおらず、結局は膠着相場。注目のりそなは、ジリジリと買いが優勢となり、あれよあれよと言う間に上昇。手口は売り買いともにリテール系が中心で、「国民の関心の高さ」を感じてしまいました(^^;。それ以外には、東証1部の売買単価をかなり押し下げる役目を果たしたのと、心理的に他の銀行株押し上げ効果があった感じ。一方、普通の銘柄群は、どうもパットしない展開。手詰まり感というか、手掛かり材料難というか、いずれにしろ、動きそうな雰囲気に乏しい1日でした。

● 顧客と話をしていると、相場の先行きが不透明なのももちろんそうですが、例年よりも数々の「手続き」が遅れている面が、最近の動きの乏しさに影響を与えている、との指摘が聞こえてきます。株価対策などの議論が進行中で、代行返上の細目もまだ発表されない状態にあるため、スポンサーとの色々な方針決定をするのが遅れ気味、というのです。

● 例年ならば、GW明けには、そういった色々な案件は意思決定されていて、「さぁ、行こうぜ!」というムードになっているのに、今年はまだ4月中みたいな雰囲気と。それだったら、株価対策の議論が資金の流れを阻害していることになってしまいます。皮肉と言えば、皮肉・・・。余計な事をすればするだけ、マーケットは疲弊して行くという例かもしれません。

● 某証券のF氏が、今朝のコメントで書いていましたが、「年金や個人の長期資金が安値でも買わない、という投資行動を取ると、年金運用パフォーマンスは悪化し、また個人の資産形成にマイナスとなる」と。まさにその通り。さらに、「チャンスとピンチは背中合わせである。"安値でも買わない"と、チャンスがピンチになってしまう。年金の真のリスクは、ピンチに萎縮してチャンスに投資しないことにあるのではなかろうか」とも。

● 本当にその通りだと思います。ドルコスト法は、続けてナンボ。下値をちゃんと買っておかないと、コストなんて下がるはずはありません。VWAP型トレーディングをやっていると、日々それは感じます(^^;。「安く買って高く売る」が基本中の基本。でも、多くは「高い時に買って、安い時に買わない」に陥るし、最悪ならば「高値を買い、安値を叩き売る」状態になってしまいます。一歩下がって考えると、これが如何に馬鹿げているかが分かりますが、余裕がなければ、判断は往々にして間違った方向に流れて行くもの。「貧すれば鈍する」に陥らないことを、ただ切に祈っています。

● 余談。きょう後場、一番話題になっていたのが、「麻薬30キロ密輸の疑いで外資系証券会社員、元アダルトビデオ女優、ホストなどを逮捕」のニュースだったでしょうか(^^;。これは共同通信社のニュースだったのですが、トレーダー間で、メールは飛び交うわ、電話は鳴るわ・・・(^^;。

● その外資系証券マンが27才で、港区白金台在住というあたりが、ちまたの証券マンをえらく"刺激"したようで・・・(^^;。相場が暇だった事も手伝って、トレーダー間にあっという間に「一大捜査網」結成。「○○証券ではない、XX証券でもない・・・」と"怪情報"が飛び交っておりました(^^;。ニュースそのものは、Yahoo!ニュースから、こちら http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030521-00000094-kyodo-soci でどうぞ!

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◎ 5月22日(木曜日) - 堅調、でも相変わらず方向感乏しい展開。

TOPIX 816.06 (+6.26, +0.77%) 日経平均 8051.66 (+33.15, +0.41%) 円ドル 117.60

● 朝方、りそながあっという間に70円台。さすがに「やり過ぎやでぇ〜」という雰囲気もありましたが、一方で、みずほFGが「追い付かれる」格好になり、銀行株全体が上昇(^^;。指数により影響を与えたのは、実は通信株なのですが、心理的には銀行株上昇が安心感に繋がったのは事実。もちろん、今のマーケットには、これで日経平均1万円回復、なんて事を考える向きはほぼ皆無。下値を売らないとしても、上値を買う材料が乏しい事には変化なく、結局は膠着相場が継続。

● りそなへの公的資金注入については、色々な見方が出ています。某アナリスト氏によると、メガバンク+信託銀行に対して、りそな同様の公的資金チュウをやると、合計で約14兆円かかるとの試算とか・・・(^^;。これを「高い」とみるか「安い」とみるかは、議論が別れる所。ただ、これまでに公共投資や景気対策と称して道路建設などに、バカスカと注ぎ込んだ資金を考えると、14兆円で「済むのなら」、耐えられない金額ではないような気がします。

● もちろん、「これで済むのか」が大きな疑問符。期待感がある半面、期待して失望させられるというトラウマが強く残る現状では、そこまで踏み込めるかどうかは分かりません。公的資金チュウはある意味では最後通牒。これで「済まない」のだったら、その時は国を脱出するしかやる事がなくなります。

● この動きは、個人ベースでもそうですが、より企業ベースで強まるかもしれません。公的資金チュウした分が全損するのなら、いずれ誰かが穴埋めする必要があり、それは税金(違った意味では、国民の預金)になるのは明白。そんな状態にあって自然に税収が増えるとは思えないので、大幅に増税されるとしか考えられません。トヨタ、ソニーなどが、本社を日本以外に移転するような事態があっても、全く不思議でないと考えます。

● 一方、マーケットに近い者として、無責任(^^;に考えると、「もし14兆円使って、現在の株式市場を買い上がれば・・・」とも空想したくなります(^^;。一気呵成に買い上がれば、日経平均で言って、1万5000円とか1万8000円とかがあっても不思議ではないと"空想"するのですけど・・・(^^;。その方が、評価損も減るし(ストレートに無くなる可能性も大)、これによる心理シフトが大きな好影響を与える可能性もあります。まぁ、実現の可能性は1%もないと思いますけど・・・(^^;。

● 相場の方ですが・・・相変わらず、方向感の乏しい展開。「底堅い」と言えば底堅いし、「上値が重たい」と言えばその通り。個別銘柄の動きは活発なモノも結構あったのですが、全体としては、プラスとマイナスが適度に打ち消しあう状態。決算発表も大きなモノがかなり終了し、発表会社数では今週末でほぼピーク。そろそろ、機関投資家の間でも、動きが出てきても良いと思うんですけどねぇ〜(^^;。

● 直接相場について書く事が、かなり少なくなっている今日この頃です(^^;。短期狙いの投資家にとっては、あちこちで面白そうな相場もあるようで、そちらの方々は結構ドタバタしているのかもしませんけど、機関投資家を相手に商売する私達は、どうも乗り切れない雰囲気の5月。例年と雰囲気が違います。何らかのツケが後で出てこない事を祈るのですけど・・・。

● これで4連勝、貯金15。もっと書きたい気持ちの反面、本当に恐くなってきた。冷静に、冷静に・・・(^^;。あれっ?今日も勝ったの??

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◎ 5月23日(金曜日) - 不思議に強い相場、再び正念場の水準に・・・。

TOPIX 826.18 (+10.12, +1.24%) 日経平均 8184.76 (+133.10, +1.65%) 円ドル 117.30

● 本日は"参加しない理由"に満ち溢れていた一日。「日米首脳会談で、地政学的リスクについて動きがあるか見極めたい」、「G8外相会議を見極めたい」、「決算発表ピークを迎え、企業業績の先行きを見極めたい」、「相場の方向感が定まるか見極めたい」、「土曜日朝刊でサプライズがあるかもしれないので、それを見極めたい」、「銀行への公的資金注入について見極めたい」、「地銀を含めて再編の動きを見極めたい」、「阪神タイガースの連勝が続くかどうか見極めたい(そんな事ないか(^^;)」などなど・・・。

● 実際問題、「見極めた」からどうなるってモノではないと思うのですが、"参加しない理由"にはなります(^^;。もっとも、相場とは意地悪なもので、皆が「弱いかな・・・」と思うと意外に強く、「行けるかな・・・」と思えばジリ貧になるもの。きょうも「買う材料がない」割には堅調な値動き。その意味では、ちょっとした意外感もありました。日経平均は再び8200円近くまで上昇し、テクニカル的には、ちょっとした正念場に再アタックです。

● 誰が買っていたか?ですか・・・。私達の手元の手口集計では(こんなことも、もうすぐ出来なくなります・・・(-_-;)、きょう、一番の買い越しはGS。トヨタ、JR東日本、ドコモ、武田、キヤノン、ソニーなど、層々たる銘柄群をかなり大量に買い越していました。手元集計では、GS全体の買越額は多分300億円超あったと考えられます。自己ポジションでこういう買い方はしませんから、委託取引だった可能性が大。と・・・すると、GSの背後に居たのは、誰だったのでしょうねぇ〜(^^;。

● 手口が非公開になると、こういった「面白い話題」も無くなってしまいます。それ以上に、マーケットにおける相互監視の眼がなくなる、というのはコンプライアンス上からもかなりマズイのではないでしょうか。東証や証券等取引監視委員会がウォッチすると言っていますが、現在、少なく見積もっても、数千人がウォッチしている情報を、何人で監視できるのやら・・・。絶対的な人数だけを考えても、抑止力が消え失せてしまうのではないかと、真剣に心配しています。

● 東証さんも意地を張らずに、手口非公開の方針を撤回してはどうですか?たとえ今からでも撤回するコストと、意地を張って突き進んでしまうリスクを考えると、撤回の方に分があるように感じるのですけどねぇ〜。

● 話題変更。きょう、弊社デリバティブチームの連中と話をしていて、「最近は、ボラティリティーが押し潰されていて・・・」という話題から発展して、如何に相場を「動かなく安定させるか」という話題に発展。彼らいわく、「本当に相場を動かなくさせたいのであれば、日銀が銀行から買い取った株券を担保にして、コールやプットを大量に売りまくればどうか?そうすれば、相場はデリバティブからくるポジション調整デルタにより、上下の壁に挟まれる格好で、上にも下にも動けなくなる可能性が高い。中途半端にすれば良くないが、圧倒的なサイズでやれば、相場は"安定"するというか、"膠着"するというか、とにかく動かなくなるだろう」と。

● 現物株式市場で働く向きにとっては、この"提案"は両刃モノ。動かない株式市場なんて、面白くも何ともありません。この1週間の相場を見ていれば分かります。しかし、日銀も株式資産を購入するだけして何もしないのであれば、能がありませんよね。オプション料だけでも取るというのは、決して悪い案ではないと思います。元々、日銀は銀行から買い取った株式で儲けるのが目的ではないハズですし・・・。

● その大きな壁は、いわば堤防。もし決壊すると、大洪水になるというのも真実。絶対に決壊しないような「スーパー堤防」を作れば、確かに相場は"安定"します。でも、そのおかげで、動かない相場が形成されてしまうと、私としては、ちょっと辛い心境です・・・。なかなか簡単な答えはありません(^^;。

● 良い週末を!

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Last Updated : 2003/05/23


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